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六合村赤岩地区の保存活性化に向け、意見交換する関係者
六合村赤岩地区の保存活性化に向け、意見交換する関係者

十年後の赤岩を考える会 夏休み中7月下旬から蚕飼育・座繰りも検討
掲載日・2007/05/26
 六合村赤岩地区の保存活性化策を検討する「十年後の赤岩を考える会」(篠原辰夫会長)の総会が二十五日、同村保健センターで開かれ、夏休み期間中に赤岩を訪れる観光客に養蚕に触れてもらうため、七月下旬から一カ月間蚕を飼育することを決めた。
 総会には、地元住民や村、県職員ら四十八人が参加。担当部署ごとに、昨年度に赤岩地区で行った事業や、本年度以降に予定している事業を報告した。
 今年、地元住民が中心となり二十年ぶりに復活させた養蚕は、今夏に予定していた飼育時期を七月二十日から一カ月間とし、二週間ずつ二回、地区内に残る稚蚕共同飼育所で飼育する。
 また同時期に、繭を利用したクラフトや組みひも、上州座繰り器を使った繰糸体験を検討。夏休みに赤岩を訪れる観光客に蚕と繭に触れられる“絹の里”としてPRしていく
 そのほか、集落の中心を走る本道の景観作りなどについて意見が交わされた。
 赤岩地区は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、世界遺産候補地の一つになっている。考える会は、文化財保存整備事業や住民生活に必要な公共事業について関係者が情報交換し、組織横断的に意見を取りまとめるために設置された。

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