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展示されている猫
お殿様が描いた猫絵 東毛歴史資料館 新田岩松氏の60点展示 太田
掲載日・2007/05/08
新田岩松氏の殿が描いた猫絵などを飾る展示会「『猫絵』の殿様」が、太田市の東毛歴史資料館で開かれている。六月三日まで。
同館が年二回開く、企画展の一つ。江戸中期から明治中期までの岩松家の殿、温純、徳純、道純、俊純が描いた猫絵など約六十点が展示されている。
猫絵は養蚕が盛んだった本県や埼玉県、長野県などに多く残っており、養蚕の妨げになるネズミを追い払う効果がある絵画として信仰されていた。
同資料館の学芸員は「展示されている猫絵を見ると、時代と共に猫の顔が正面を向くようになり、顔つきも厳しくなる」と説明している。
五月十三日は、日本民俗学会員の板橋春夫さんが「養蚕と猫絵」と題して講演。六月二日には群馬大の落合延孝教授が「猫絵の殿様と画技」と題して講演する。月曜休館。問い合わせは同資料館(電話0276・52・2215)へ。
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