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富岡製糸場伝道師協会の本年度総会
富岡製糸場伝道師協会の本年度総会

PR強化へ4支部 地元と連携、きめ細かく 富岡製糸場世界遺産伝道師協会
掲載日・2007/04/22
 富岡製糸場世界遺産伝道師協会(近藤功会長)は二十一日、県庁で本年度総会を開き、県内を四地区に分けた支部組織を設置することを決めた。世界遺産候補の「富岡製糸場と絹産業遺産群」を県民に広く知ってもらうため、県内各地できめ細かいPR活動を展開し、地元の市民グループとも柔軟に連携できる態勢を整える。
 今回設置されることが決まったのは中北毛、東毛、西毛県外、富岡の四支部。各支部は協会から活動費の一部について助成を受けながら、伝道活動の活性化と会員相互の情報交換を行っていく。
 県内には高崎や桐生、伊勢崎、富岡、六合などに、それぞれ地元の絹産業遺産の保護啓発に取り組む市民グループがある。各支部はこうしたグループと協力して、遺産の見学会やPR活動を行うことも想定している。
 近藤会長は「本年度は各地域ごとに相互に連携し、支援し合いながら、きめ細かく幅広い運動を行っていきたい」とあいさつし、今後の連携に意欲を見せた。
 伝道師協会は、本県の絹産業遺産群の世界遺産登録を目指す市民グループ。県主催の講座で絹産業の歴史や遺産の価値を学んだ受講生の集まりで、二〇〇四年八月に発足した。現在の会員は百八十九人。
 この日の総会には会員七十五人が出席。総会後、群馬歴史民俗研究会代表幹事の板橋春夫さんが「群馬県の養蚕習俗」と題して講演した。

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