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「近代化遺産」 十数件選定へ 今秋にも 富岡製糸場など対象 経産省
掲載日・2007/04/11
 経済産業省は十日、産業遺産活用委員会の第一回会合を開き、今年秋をめどに全国から「近代化遺産」十数件を選び出すことを決めた。日本の産業発展に貢献した工場や土木構造物などを「絹産業」「石炭鉱業」などの分野ごとにまとめ、歴史や文化的な価値を広めることを目指す。
 委員は筑波大大学院世界遺産専攻の斎藤英俊教授ら産業遺産や近代史に詳しい有識者十三人。東京大大学院の西村幸夫教授が座長を務めることが決まった。
 絹産業分野では、世界遺産暫定リスト記載が決まっている旧官営富岡製糸場など本県十カ所の遺産群のほか、高崎市の旧官営新町屑くず糸紡績所や桐生市ののこぎり屋根工場などが選考対象となる見通し。

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