上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン
大正から平成にかけて作られた着物が並ぶ会場
えりすぐり銘仙72点 25日まで桐生「着る」を主眼に展示
掲載日・2007/03/24
色とりどりの銘仙の着物を集めた「美で結ぶ大正・昭和・平成」展が二十三日、桐生市梅田町の桐生織塾で始まった。足利市に住む長岡正子さん収集の三十三点を含む計七十二点を展示。普段着として発展した銘仙の中から、白、紫、黄などのえりすぐられた“おしゃれ着”を見て楽しめる。二十五日まで。
織物の研究、関係資料の展示などの拠点である同織塾は、毎年春、テーマを絞った日本伝統の着物を紹介している。今回は本来の役割の「着る」ことをコンセプトに掲げた。会場には四面加工の「よこそう絣かすり銘仙」をはじめ、技法的に完成度の高い着物がそろった。幾何学、つぼだれ、トランプなどさまざまな柄が見られる。
二十四、二十五日は同塾の囲炉裏端で午後二時から約一時間、塾長の武藤和夫さんらを囲んで「銘仙・四億枚の夢」と題したお話会を開く。
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