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市民団体と連携各地に支部組織 世界遺産伝道師協会
掲載日・2007/03/04
富岡製糸場世界遺産伝道師協会(近藤功会長)は三日、前橋市内で第五回研修会を開き、県内各地で世界遺産登録運動を展開する市民グループとの連携を強化するため、地域ごとに支部組織を設置する方針で一致した。
支部設置は、世界遺産暫定リスト入りを決めた「富岡製糸場と絹産業遺産群」を構成する十カ所の遺産だけではなく、高崎や安中、桐生、伊勢崎など重要な絹産業遺産がある地域住民の団体と柔軟に連携するのが狙い。
同協会はすでに「よみがえれ!新町紡績所の会(高崎)」「本一・本二まちづくりの会(桐生)」「ぐんま島村蚕種の会(伊勢崎)」など、県内五団体と共同でパンフレット作製を始めるなど、連携を進めている。支部組織構成の詳細は四月に開く総会で決める。
同協会は県が開く世界遺産講座の受講者で組織し、絹産業遺産群の世界遺産登録運動を推進する市民グループ。現在の会員は百八十八人。
近藤会長は「市民が動いていることを各市町村に理解してもらい、行政と足並みをそろえて活動したい」話している。
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