上毛新聞社「21世紀のシルクカントリー群馬」キャンペーン
東繭倉庫前で清掃を行う児童たち
「世界遺産」児童も一役 運動PRのポスター張りや富岡製糸場で草刈り、見学
掲載日・2007/03/02
総合学習の一環として、富岡市の富岡小児童六人が一日、旧官営富岡製糸場を訪れ、清掃活動や見学を通じ、製糸場への愛着を深めた。
同校の六年生は「今私たちができること」をテーマに、クリーン作戦やリサイクル運動などを展開している。その中の富岡製糸場班が、製糸場の清掃と見学のほか、中心商店街に世界遺産登録運動をPRする手作りのポスターを張り出した。
製糸場に到着すると、児童はトイレ清掃や東繭倉庫前の花壇で草刈りを行った。その後、解説員の説明で、製糸場を見学した。
繰糸場の中を初めて見たという有我龍一郎君(六年)は「勉強したが、実際見る繰糸場のトラス構造は白くてきれい。絶対に世界遺産になってほしい」と声を弾ませた。
市富岡製糸場課は「子供のころから産業遺産に愛着をもってもらい、郷土の誇りとして次代に引き継いでもらいたい」と期待を寄せている。
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