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先進事例などを参考にまちづくりを考えた講演会
製糸場核にまちづくり 法大名誉教授田村さん 富岡で先進事例など説明
掲載日・2006/12/30
富岡市主催のまちづくり講演会が富岡商工会館で開かれ、法政大名誉教授で都市政策プランナーの田村明さんが先進事例を紹介しながら、まちづくりの意味などについて語った。
横浜市企画調整局長などを務めた田村さんは、注目されていなかった赤れんが倉庫を核にして手掛けたまちづくりを振り返り、「横浜らしさを残してシンボルにしようと思った」と説明した。
旧官営富岡製糸場を中心としたまちづくりを目指す富岡市の動きに対して、「世界遺産はまちを考えるのにいいチャンス」と指摘。「自分が住むに値するまちをつくり、次の時代のためにつくっていくのがまちづくりの本来」と提言した。
講演会は同製糸場の世界遺産登録に向け、周辺地域の景観形成について市民に考えてもらおうと企画した。
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