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近藤長官(右)に提案書を手渡す小寺知事
富岡製糸場など文化庁に提案 世界遺産登録運動で小寺知事
掲載日・2006/11/30
本県絹産業遺産群の世界遺産登録運動で、小寺弘之知事は二十九日、文化庁を訪れ、県の世界遺産登録構想をまとめた「提案書」を近藤信司長官に手渡し、国内暫定リストへの登載を要望した。
小寺知事は民間も登録運動を推進していることを説明し、世界遺産登録の第一関門となる国内暫定リスト入りを強く求めた。
近藤長官は「短期間でよくレポートをまとめてくれた。富岡製糸場が日本の産業近代化に果たした役割が大きいことはよく承知している」と語った。会談後、小寺知事は「(近藤長官に)前向きにとらえてもらっていると感じた」と述べた。
提案書は、旧官営富岡製糸場を含む県内八市町村十件の建造物などを盛り込んだ。
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