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委嘱状を交付される解説員代表の山田さん
高山社の語り部に 「考える会」 解説員26人を委嘱
掲載日2011/03/30
明治、大正期に養蚕技術を全国に広めた「高山社」の顕彰団体「高山社を考える会」(小坂裕一郎会長)は29日、藤岡市の藤岡商工会議所で解説部会の発足式と解説ボランティアの委嘱式を開いた。解説部会の発足に伴い、早ければ4月下旬から、国指定史跡の高山社跡(同市高山)でボランティアガイドが始まる。
解説ボランティアは、高山社跡の整備が本格化し、見学者が増えていくことが見込まれるため創設。現地での解説模擬研修を含め、2月中旬から5回にわたって開かれた養成講座を受講した役員や研究者、退職教員、主婦ら26人が登録した。
式典で小坂会長は解説部会を「会にとって体を動かす神経のようなもの」と表現。そのうえで、「皆で豊かになろうという高山社の考えを市民の心に植えつけてほしい」と解説員に呼び掛けた。
引き続き、解説員を代表して山田金造さん(62)=藤岡市藤岡=に委嘱状が小坂会長から手渡され、部会長に辺見芳英副会長が選任された。
解説部会発足を記念して松浦利隆・県世界遺産推進課長が「世界遺産登録に向けての現況について」と題して講演した。
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