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温かい心を被災地へ 富岡製糸場の観桜会 「復興支援」に改め 2、3日
掲載日2011/03/28
富岡製糸場と絹産業遺産群の世界遺産登録を目指す富岡市(岡野光利市長)は、市をPRするポスター300枚を新たに作製した。今月から市内の観光施設や近隣市町村、東京・銀座のぐんま総合情報センター「ぐんまちゃん家ち」など約70カ所に配布。7〜9月の「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」に向け、今後は県外にもポスターを配布し、アピールする。
富岡製糸場世界遺産登録をめざす連絡協議会(高橋伸二会長)は2、3の両日、富岡市の旧官営富岡製糸場で予定していた観桜会の内容を一部改め、「震災復興支援さくらプロジェクト」として開催する。ステージ発表団体や物販出店者に義援出資を求めるほか、来場者から義援金、救援物資を受け付ける。
連絡協議会は市やNPO法人、各種団体などで構成。普段は立ち入れないブリュナ館南側を開放し、一昨年から観桜会を開催している。ステージでの演奏、合唱の発表、物販などを行ってきた。
東日本大震災の発生を受け、ブラスバンドや太鼓の演奏、酒類の販売などは控える。また、市はライトアップを行わない。
参加を見合わせる団体もあったが、実行委員会の武井哲郎会長は「いままで通り、サクラを見て、温かい心で被災地を応援できれば」としている。
場無料。午前10時から午後3時。
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