【モスクワ共同】ロシアのウクライナ侵攻後で初めてとなるロシア下院選(定数450)は20日、3日間の投票の最終日を迎えた。直近の世論調査では、プーチン大統領を支える政権与党「統一ロシア」が前回の2021年選挙よりも数ポイント高い支持率を得ており、前回と同様に7割超の議席を獲得する可能性がある。
投票終了後に即日開票され、中央選挙管理委員会は21日午前(日本時間同午後)に暫定結果を発表。同日中に大勢が判明する見通し。
物価高やインターネット接続制限、ウクライナ軍の無人機攻撃による燃料不足などに対する国民の不満はくすぶるが、プーチン政権に批判的な野党の参加が事前に制限され、野党支持者の投票先が事実上存在しない選挙となった。
プーチン政権批判を続けて24年に獄中死した故ナワリヌイ氏の妻ユリアさんら出国を余儀なくされた一部の反政府活動家は国内有権者に対し、20日正午に投票所に集まるよう呼びかけた。
行列などで人数の多さを示し、政権管理の選挙に抗議の意思を表す狙いだが、共鳴する市民がどの程度参集するかは不透明だ。
ロシア下院選の投票所で票を投じる人=19日、モスクワ(ゲッティ=共同)