【エルサレム共同】イスラエルメディアは6日、トランプ米政権がパレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスに対し、イスラエル軍が目指す中心都市、北部ガザ市制圧に向けた進出を阻止しないと通告したと報じた。人質を殺害すればガザの外にいるハマス指導部の壊滅につながると警告し、解放に向けて圧力を強化した。
トランプ大統領は5日、記者団に「非常に緊密な交渉が続いている」と説明した。ハマスは6日の声明で、イスラエルが拘束中のパレスチナ人と人質との身柄交換などが合意条件だと強調。ハマスの武装解除を要求するイスラエル側との隔たりは大きい。
イスラエル軍はガザ市への攻勢を激化。住民の犠牲が相次いでいる。
イスラエルによる空襲で破壊された建物=6日、パレスチナ自治区ガザ北部ガザ市(ロイター=共同)
イスラエル軍による攻撃後に煙が上がる住宅街=8月、ガザ北部ガザ市(ゲッティ=共同)