国民民主党は11日の両院議員総会で、夏の参院選比例代表への擁立を発表していた山尾志桜里元衆院議員の公認を見送る方針を決めた。複数の出席者が明らかにした。山尾氏の過去の不倫疑惑に批判が相次ぎ、擁立を維持すれば東京都議選や参院選など党勢への影響が大きいと判断した。
山尾氏は10日に記者会見を開き、不倫疑惑を否定した。ただ明確な説明を避けたため、交流サイト(SNS)を中心に批判の声が上がっていた。
国民は5月に山尾氏の「公認内定」を発表した。出席者は、参院選に当たり「公認」に切り替わらず、比例名簿にも登載しないと説明した。
山尾志桜里氏