千代の山、千代の富士の2横綱を輩出した北海道福島町で11日、母の日恒例の「女だけの相撲大会」が開かれた。「ぽっちゃり山」「香念気」など個性あふれるしこ名を冠した59人が、観客約700人の前で激闘を展開。31回目の今年は「彩聖丸」こと北海道鹿部町、水産加工業山内彩聖さん(27)が初優勝した。
しこ名に加え、決まり手も「戦う前から貫禄勝ち」「ぶん投げてしまいました」とユニーク。白熱した取り組みの傍ら、倒した相手に手を差し伸べ立ち上がらせる和やかな場面もあり、会場は拍手と歓声に包まれた。
山内さんは「2年連続で準優勝だったので、三度目の正直だった」とうれし涙を拭った。
母の日恒例の「女だけの相撲大会」で初優勝した山内彩聖さん=11日午後、北海道福島町