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【独自】新教皇レオ14世、105票獲得 秘密の内幕判明、支持8割

更新日時:2025年5月11日(日) PM 08:48

 【ローマ共同】新たなローマ教皇を決める選挙(コンクラーベ)で選出された米国出身のプレボスト枢機卿(新教皇レオ14世)が、投票総数133票のうち約8割に当たる105票を獲得したことが11日、分かった。バチカン情報筋が秘密投票の内幕を共同通信に明らかにした。コンクラーベは外部との接触を遮断した密室で投票が行われ、本来公表されない票数が明らかになるのは極めて珍しい。

 コンクラーベは4月に前教皇フランシスコが死去したことを受け、バチカンのシスティーナ礼拝堂で世界中から集まった枢機卿133人が参加して5月7日から実施された。前教皇の側近だったイタリア出身のパロリン枢機卿や、保守派のハンガリー出身のエルドー枢機卿らが有力候補とされたが、8日行われた4回目の投票で、選出に必要な3分の2以上の票(89票)を大きく上回ったプレボスト氏が選ばれた。

 情報筋によると、1回目の投票では1位がエルドー氏、2位がパロリン氏、3位がプレボスト氏だったが、それぞれ25~30票ほどで大差はなかった。

 8日、バチカンのサンピエトロ大聖堂に姿を見せ、信者らに手を振る新教皇レオ14世(共同)