まず、お酒で歯が弱ることはありません。 歯の清掃状況が悪いと虫歯などで歯は欠けますし、指を噛む癖があるのも、かける 原因になるかもしれません。 欠けた歯の表面をなめらかにする方法は、どこが欠けたかによります。 歯冠の一部が欠けたのであればレジン充填(白い詰め物)で、歯冠がすべて欠けた のならば支台築造(歯の土台)し、歯冠修復(被せもの)を行う必要があります。 ただし、研磨しただけで治るのは、修復物や歯がほんの1ミリ以内の欠損ではないと 厳しいかと思われます。頂いた情報をもとにしてでは、これ以上の回答はできません。 実際見てみますと、患者さんが申告していたことと大きく齟齬がある可能性がありま すので、歯科を受診してよく相談することをお勧めします。
40年弱の関節リウマチ歴でしょうか、あちこちの関節に炎症が進んでいる可能性が考えられます。現在の炎症の活動性がどの程度か、動きの範囲にどのくらいの困難さがあるかなどの全身的な評価が必要になってきます。 それに合わせて、適正なダイエットの方法や他の病気の有無も検討していく必要があるかと思われます。 お近くのリウマチ科を受診して、総合的に現状を診断していくことと、今後の方針を考えて頂くことが早道になると思います。 まずは受診する方向で調節してみて下さい。
仙骨にヒビが入りますと、周囲に血腫や腫れができます。また痛みで力めないこともあって、便通に少し影響があるのかもしれません。 ずれたりしていない場合は、基本的には負担をかけないようにして経過をみます。4週間目頃から、痛みなどは軽減してきます。8週過ぎから軽い運動を 開始してみて下さい。 痛みの様子や何らかの症状が続くかなどの細かな指示につきましては、お近くの整形外科で相談して下さい。
回答 流産後に体調不良になることは、あることです。 一ヶ月くらいは体調不良のままの人もいます。 ただ自分で不安になることが多いようでしたら、 医師の診断を受けた方が良いと思います。 半年前の健康診断で大丈夫ということですが、 半年前の事なので、いま何か気になることがあるのであれば 再び気になることに対応する内科等に受診されるのがよいでしょう。
回答 まず、高分子ではなく高分化ではないでしょうか。 高分化とはがん細胞が正常細胞に近い段階まで分化 しているという意味です。したがって中分化のほうが 高 分化より悪性度が高いということになります。 ご紹介したProtecT試験の対象者 には、グリーソン スコア8以上の悪性度の高い方や腫瘍の進展度T2の方が 登録さ れています。そういった方々を治療法ごとに 割り振って比較していますから、がんの分類タイプが 一段階違ってもこの試験の結果はじゅうぶんに 参考になります。 つまり三つの治療法のいずれを選んでも寿命と いう点においてやはり差はないと考えられます。 治療法を選ぶうえでの課題は、日々の生活に どのような支障 があるのかという点になろうか と思います。
回答 がんの診断を受け、たいへんに気苦労のことと 存じます。 治療法は、合併症を減らしながら制癌効果を 維持できるよう、工夫されてきました。 腹腔鏡下手術にはロボットが導入され、放射線療法 にはIMRT、陽子線、重粒子線、組織内照射では 高線量率、低線量率などの種類があり、また それらの併用や手術後再発での救済照射など、 使い方もさまざまです。 手術、放射線療法とも尿失禁、便失禁、排尿障害、 性機能不全(勃起障害など)が、起き得ます。 生涯にわたってオムツを要する生活は不自由です。 また手術では、手術死をはじめ、心筋梗塞、 心不全、肺虚脱、直腸損傷といった、重大な 合併症が報告されています。 手術術式、照射法によるので、単純な比較は できかねますが、放射線療法は全般に身体への 影響は手術に比べ少ない傾向があります。 しかし直腸障害による頻回の下痢などは手術よりも 多くみられ、 合併症は照射後すぐに現れず、数か月後に 増えてくる傾向があるのも悩ましいものです。 治療法を比べた試験はいくつかあり、ごく最近 ProtecTという試験の結果が発表されています。 http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1606220 50から69歳の男性1,643例が対象の試験で、、手術、 放射線、監視療法(待機療法ではない)を比べたところ、 前立腺がん死亡、全死亡とも有意の差はありませんでした。 ただし、転移、病勢進行は監視療法で多く見られました。 監視療法と待機療法の違いは、前者ではPSA値を「監視」 して一定の上昇があれば根治的治療を行い、後者は 明らかな症状悪化があればホルモン療法を行うという ものです。 70歳以上の男性では前立腺がんが80%以上に存在 するというデータがあります。 つまり前立腺がん全体の死亡率は極めて低く、 多くは前立腺がん以外の原因で生涯を終えています。 相談内容を拝見しますと、「高分子型でグリ−ソン 値7、PSA 4.342」とあり、高分化腺がんなのかと 存じます。 グリーソンスコア7が、中リスクに分類される要素 になっていますが、高分化は細胞が正常に近く 悪性度が低いという意味です。 ProtecT試験の対象は69歳までで、グリーソン スコア8から10の方や、T2ステージの方も含まれて います。 現在70歳で、生検でのみ確認された限局がん ということから、治療法による差は試験成績より さらに小さくなるかもしれません。 臨床試験は集団での結果ですから、ひとりひとり においては体格や体質、既往歴、喫煙歴など様々な 要素を考慮して、治療が選択されます。 がんの場合、人生観や信仰も重要な要素です。 以上、意見のひとつとしてお考えください。 じゅうぶんに納得のいく治療選択をされることを 願っております。
回答 放射線、腹腔鏡手術についてのご相談ですが、 ごく最近放射線治療と根治的手術および監視療法を 比較した試験の結果が発表されました。 手術と待機療法を比較した試験は今までにもありましたが、 三つの方法を比較した試験は初めてです。 それによると前立腺がんによる死亡および他の原因も 含めた全死亡とも有意な差を認めませんでした。 監視療法についてご検討されていますか。 この点を確認の上、回答したいと存じます。
回答 症状から第1に考えるのは毛の奥の感染症(毛包炎)です。 その他には帯状疱疹の初期、そけいヘルニアなどでしょうか (そけいヘルニアでは皮膚をつまんで痛いという症状は ありません)。まずは皮膚科、もしくは泌尿器科の診察を勧めます。
回答 コーヒーには糖質は含まれてないので、ブラックである限り 血糖値を上げません。 食後の血糖の上昇には、食事中の糖質が関係し、同じ重量の 糖質でも、血糖値の上昇速度に違いがあります。大豆焼菓子と ブドウ糖を食べた後、ブドウ糖は血糖値がすみやかに上昇した のに比べ、大豆焼菓子はほとんど変動がありません。 同じ炭水化物でも、食品によって、血糖値の上がりやすさが 異なり、これをグリセミックインデックスといいます。 例えば白米は血糖が上がりやすいけど、玄米は上がりにくいです。
回答 胃内視鏡検査で問題ないという事を考えると、平常以上の 多量の空気を飲み込んでしまう呑気症あるいは空気嚥下症と いうような事が考えられそうです。 人はいつでも無意識に唾液を飲み込んでいるのが普通ですが、 この時に空気も一緒に飲み込んでいます。更に吸い込むような 食事の食べ方、早食い、遅食いあるいは無意識に歯を噛み締める 等によっても多量の唾液を飲み込んでいると考えられます。 その結果、一緒に飲み込んだ空気によってお腹が張ったり ゲップやおならなどに悩まされる事になると説明出来そうです。 多くの場合ストレスが関与していると考えられますが、 口呼吸が多い習慣、義歯の不適応や鼻汁が喉の方に垂れる 後鼻漏なども原因としては重要です。何れにしてもその原因に よって対処の仕方も色々考えられますから、消化器内科で 異常ないとすれば一般内科あるいは心療内科などで相談する 事を勧めます。
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