タイトル
■8・深沢 雄象
日本初の器械製糸を導入した前橋藩の深沢雄象
日本初の器械製糸を導入した前橋藩の深沢雄象

 〈前略 今般ハイヨイヨ尼●頼(ニコライ)神父御出張ニテ、今朝洗礼無事相済ミ、大イニ安心仕マツリ候。(中略)今朝ヨリ荷物ヲ替エテ、始メテ愉快ニ入ラントスル心地ニ御座候〉 前橋ハリストス正教会(前橋市千代田町)に、日本初の器械製糸所を設立した前橋藩少参事、深沢雄象の手紙が飾られている。手紙は一八七九(明治十二)年四月十七日付。勢多郡水沼村(現桐生市黒保根町)で水沼製糸所を経営する星野長太郎(一八四五−一九〇八年)に受洗の喜びを伝えている。  雄象はかつて藩大目付として、キリスト教を厳しく取り締まった。そんな人物がなぜキリスト教に救いを求めたのだろうか−。  



※ 全文は刊行中の「絹先人考」をご覧ください。


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