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寸劇で知財学ぶ 前橋工業高校が特別授業

日刊工業新聞 H16.9.15
日刊工業新聞 H16.9.15
  群馬県立前橋工業高校は、地元の弁理士の協力を得て 知的財産の特別授業を行った。日本弁理士会が企画した特許エンタテイメントセミナーの高校生版を採用し、生徒4人が寸劇を演じる形式(写真)。仲間の演技に高校生らは興味を寄せていた。
  機械科2年生の実習授業の約2時間半を使い、羽鳥国際特許商標事務所(前橋市)が協力。羽鳥亘所長の基本講座に続き、2幕構成の寸劇をスタート。おにぎり包装パックを発明した高校生、そこに現れた類似商品メーカー、係争のレフェリー役と生徒4人が係争と和解のドラマを演じ、羽鳥所長が解説を加えた。
  寸劇を演じた生徒たちは「緊張した」「普通の授業より楽しかった」と楽しんだ様子。村田敬一校長は「生徒たちが他人のアイデアを大事にすることを学んでくれたのでは」と話していた。
  今回のセミナーは、弁理士会が4月以降に計画している高校生向けのテスト版。寸劇の模様はビデオ撮影しており、補充教材としての利用を考えているという。(前橋)