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《上州百景(42)県境》ハイカー癒やす水辺
2017/09/14掲載
白雲が浮かぶ青空の下に、広がる水辺。ベンチに座るハイカーたちは心地よい風を受けて、笑顔がこぼれる。ここは標高1600メートルに広がる別天地だ。 本県の片品村と福島県檜枝岐村にまたがる尾瀬沼。尾瀬国立公園にあり、周囲約9キロの沼は燧ケ岳の噴火によってせき止められたとされる。今の時季、沼を一周する木道を歩くと、黄色く染まり始めた湿原の色模様が美しい。 仲間4人で訪れた新井隆幸さん(35)は「尾瀬沼は初めて来たが、澄んだ水がとてもきれい。日常と隔絶されたようだ」と話した。今月下旬になると、草紅葉を目当てに入山するハイカーでにぎわう。(石田貞之) 【撮影ポイント】ISO400、320分の1秒、絞り10。尾瀬沼と燧ケ岳を強調するためハイカーの足元から下をカット。雲のバランスを考えて空をトリミングした。 |