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《尾瀬国立公園10年》「100年先見据える」 サミット閉幕 来年に「ビジョン」
2017/09/01掲載
大沢知事は、保護と適正利用、管理運営の基本方針などを定めたビジョンについて、策定した06年以降の状況変化で改定の必要が生じたと説明。「今後50年、100年先の将来を見据えた意見をうかがいたい」と呼び掛けた。内堀雅雄福島県知事は「かけがえのない尾瀬の自然環境を保護し、世界に素晴らしさを発信していくことが重要だ」と語り、米山隆一新潟県知事は「次世代を担う人たちに、小さい頃から尾瀬をはじめとする自然に親しんでもらいたい」と訴えた。 3県知事と財団理事らによる意見交換では、シカ食害への対策強化、環境教育の充実、外国人対応などに関する発言が相次いだ。若者を呼び込むための仕掛けづくりや、入山可能エリアを観光客と本格的な登山者とで分ける「ゾーニング」、木道の維持管理費を捻出するための「オーナー制度」の導入、障害者にも楽しんでもらう環境整備といった提案もあった。 サミットには、笹川博義環境政務官も出席した。 |