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《新井幸人の空から見た尾瀬(5)》豊かな水日本海へ
2017/07/05掲載
尾瀬沼から流れ出る沼尻川は、尾瀬ケ原の大小の流れを集めたヨッピ川と合流し、名を只見川(別名・赤川)と改める。青々としたブナやシラカバに囲まれた尾瀬を蛇行しながら、日本海を目指す。
尾瀬の自然が育む豊かな水は、流域の農業や工業、人々の暮らしを支え、今日もゆったり流れる。 (おわり) 【新井幸人の目】 6月23日午後5時40分。東電小屋の東南からドローンを飛ばし、上空約40メートルから只見川を撮影した。 新潟と福島の県境に架かる東電尾瀬橋上流の光景と燧ケ岳山麓下田代付近の湿原を捉えた。燧ケ岳の麓には山小屋の屋根も見える。 木道からは川の一部しか確認できないが、鳥の視点ならば蛇行して流れる様子がよく分かる。海にたどり着くまでの長い長い水の旅に思いをはせた。 |