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《尾瀬国立公園 10年》雪解け 湿原に春の息吹
2017/05/20掲載
陽光が反射する雪解け水のほとりで、遅い春を待ちわびたミズバショウが顔を出した。周囲には雪化粧の至仏山や燧ケ岳。群馬、福島、栃木、新潟の4県にまたがる尾瀬国立公園の山開きが19日、片品村戸倉の尾瀬ぷらり館西側広場で行われ、本格的な尾瀬の行楽シーズンが訪れた。 式典には関係者約150人が参加して安全を祈願。主催した同村の千明金造村長が「多くの人にミズバショウの花言葉である『美しい思い出』をつくってもらいたい」と述べた。 19日の尾瀬ケ原は晴天に恵まれ、池塘(ちとう)に映り込んだ山々などの美しい景色を目にしたハイカーらは盛んにシャッターを切っていた。 尾瀬国立公園は日光国立公園から独立して8月で10年となる。県、片品村などは節目の年を盛り上げ、尾瀬の環境などについて考えてもらおうと、県内外でPR事業を展開している。 |