尾瀬の安全願う　ビジターセンター開所

尾瀬国立公園の尾瀬山の鼻ビジターセンター（西沢政春所長）の開所式

　尾瀬国立公園の尾瀬山の鼻ビジターセンター（西沢政春所長）の開所式が15日、片品村戸倉の同センター前で行われ、山小屋関係者や入山者ら約30人がシーズンの幕開けを祝った＝写真。
　尾瀬保護財団事務局長の堀越正史・県尾瀬保全推進室長が「国立公園10周年の節目の年。入山者の増加と安全対策に協力を」とあいさつ。甘酒で乾杯した後、尾瀬ボランティアがハーモニカと草笛を演奏した。
　埼玉県から仲間と訪れた宮部剛さん（35）は「こんなに雪が残っているとは思わなかったが、春の始まりを感じられた」と話していた。
　同センター付近で高さ１・５メートルほど雪が残っており、冬山に入る準備が必要という。ミズバショウは今月下旬から６月上旬に見頃を迎える見通し。