片品−日光　バス増便　１日２路線５往復に　関越交通

　関越交通（渋川市）は５月１日から、片品村と栃木県日光市を結ぶ路線バスの運行を１日２往復から２路線計５往復に増便する。２シーズン目の運行は両市村でそれぞれルートを延伸し利便性をさらに高める。
　国内外からの観光客の増加を受け、昨年、両市村を結ぶ路線バスとして24年ぶりに“復活”した。村中心部の鎌田地区と同市の中禅寺温泉間の52キロを結んでいた。
　今回の改正は尾瀬国立公園誕生10周年などを踏まえ、二次交通を充実させ観光客増を図るのが狙い。片品側は尾瀬のふもとの鳩待峠行きバス連絡所と同所にある戸倉停留所、日光側は東武日光駅まで延伸した。
　鎌田―同駅間の70キロを２往復し、同市の湯元温泉―戸倉間の53キロを３往復する。所要時間はそれぞれ片道２時間半、１時間半程度で運賃は最大３千円。10月29日まで運行する。
　一部を除き区間内で４日間自由に乗り降りできるフリー乗車券（片道３３００円、往復５５００円）を用意。さらに、浅草や新宿から日光、尾瀬までの東武鉄道、高速バスを含めた４日間有効の周遊券（９６００円〜）も販売する。