尾瀬　国立公園10周年都内で合同ＰＲ　２月、３県など11団体

　尾瀬国立公園の誕生から今年で10年になるのを記念して、群馬、福島、新潟の３県や片品村、尾瀬保護財団などは２月17日、都内で旅行会社やアウトドア関連企業を対象にした情報交換会を開く。尾瀬の魅力とともに地酒などをＰＲし、自然保護意識の向上や誘客につなげる。
　財団によると、３県と関係自治体、観光協会など計11団体の主催で、都内での合同ＰＲは初の試み。尾瀬の観光シーズンに合わせたツアー商品の開発に役立ててもらい、入山者のマナーアップをアウトドア用品販売店を通じて呼び掛ける狙いもある。
　同公園は２００７年８月30日付で、日光国立公園から分離・独立する形で誕生した。情報交換会に向け、財団は「尾瀬の適正な利用や保護を改めて考えてもらう機会にしたい」としている。
　当日は、各県単位や尾瀬ガイド協会、財団などでブースを設置し、出版社や報道関係者も招待する。