尾瀬関連記事
外国人誘客考える 観光地づくりで意見交換 尾瀬・片品フォーラム
2015/10/09掲載
フォーラムは、地域の環境資源や文化を保全しながら観光業に取り組む「サステイナブル・ツーリズム」の国際基準に適した認証制度を国内に広める目的で開催。 初日の5日は尾瀬国立公園や村内の花咲地区を散策した。6日は、同役場でコスタリカエコツーリズム協会のアナ・バエス創設理事らが基調講演し、認証制度の説明や地域の取り組みを紹介した。 続いてパネルディスカッションが行われた。NPO法人エコロッジ協会(京都市)の高山傑代表理事がコーディネーターを務め、観光地の国際的な認証制度の活用や尾瀬への海外誘客について5人が意見を発表した。国連世界観光機関(UNWTO)アジア太平洋センターのハーモニー・ラムさんは「制度を整えることで海外からの観光客を地域へと結びつけられる」と強調。環境省関東地方環境事務所の上杉哲郎所長は「尾瀬のパンフレットや案内板の英語表記が進んでも、現地の山小屋などで外国人の対応をできるかが課題だ」と指摘した。 パネルディスカッション終了後と7日は分科会が開かれ、海外誘客を視野に入れた村の観光促進について議論した。 |