無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
WEBに関する問合わせ:上毛新聞メディア事業室 TEL:027-252-8973 MAIL:webmaster@raijin.com

ミズバショウ尾瀬関連記事

 外国人誘客考える 観光地づくりで意見交換 尾瀬・片品フォーラム
2015/10/09掲載
外国人誘客に向けて話し合ったパネルディスカッション
外国人誘客に向けて話し合ったパネルディスカッション
 持続可能な観光地づくりを探る「尾瀬・片品フォーラム」(NPO法人日本エコツーリズムセンター主催)が5〜7日、片品村役場などで開かれた。県内外の環境保護団体や村内の観光関係者ら約90人が、講演やパネルディスカッションを通して外国人誘客について考えた。

 フォーラムは、地域の環境資源や文化を保全しながら観光業に取り組む「サステイナブル・ツーリズム」の国際基準に適した認証制度を国内に広める目的で開催。
 初日の5日は尾瀬国立公園や村内の花咲地区を散策した。6日は、同役場でコスタリカエコツーリズム協会のアナ・バエス創設理事らが基調講演し、認証制度の説明や地域の取り組みを紹介した。
 続いてパネルディスカッションが行われた。NPO法人エコロッジ協会(京都市)の高山傑代表理事がコーディネーターを務め、観光地の国際的な認証制度の活用や尾瀬への海外誘客について5人が意見を発表した。国連世界観光機関(UNWTO)アジア太平洋センターのハーモニー・ラムさんは「制度を整えることで海外からの観光客を地域へと結びつけられる」と強調。環境省関東地方環境事務所の上杉哲郎所長は「尾瀬のパンフレットや案内板の英語表記が進んでも、現地の山小屋などで外国人の対応をできるかが課題だ」と指摘した。
 パネルディスカッション終了後と7日は分科会が開かれ、海外誘客を視野に入れた村の観光促進について議論した。