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 動植物の観察成果 発表 尾瀬子どもサミット3日目
2015/07/31掲載
 フィールド活動での学習成果を発表する子どもたち
フィールド活動での学習成果を発表する子どもたち
 「尾瀬子どもサミット」3日目の30日、参加した本県と福島、新潟3県の小中学生は前日に続いて取り組んだ尾瀬沼周辺でのフィールド活動を踏まえ、学んだ尾瀬の動植物や自然保護について班別で発表した。
 尾瀬沼ビジターセンター(福島県檜枝岐村)で開かれた全体発表会では活動中に出合った動植物などの写真をスライドで披露しながら発表。尾瀬の自然を守る取り組みを調べた2班は、尾瀬のトイレから出た汚水の処理方法や、生態系を壊さないよう動植物の捕獲を禁じていることを報告した。
 3班はニッコウキスゲの特徴を紹介したり、尾瀬の年間平均気温(4度)が冷蔵庫内と同程度で、植物を腐りにくくしていることを説明した。「温暖化が進むと尾瀬の植物も腐りやすくなってしまう。貴重な自然を守るために自分のできることをやろう」と呼び掛けた。
 全体の発表を聞き、邑楽中野東小5年の鈴木萌花(もか)さん(10)は「どの班も詳しく調べられていた。ただ自分たちも負けないくらい一生懸命歩いて観察できたので良かった」と満足そうだった。