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タイの熱帯泥炭湿原研究 長野名誉教授ら尾瀬賞
2015/06/09掲載
共同受賞したのは宇都宮大学長の石田朋靖さんと同大農学部准教授の大沢和敏さん。 研究は1983年から、タイにある熱帯泥炭湿原で農地開発に伴う地下水位の低下がもたらす湿原や泥炭への影響を調査。本来は巨大な「炭素の貯蔵庫」であるはずの泥炭が、開発に伴う野火などで二酸化炭素(CO2)を大量に排出している実態を明らかにした。 受賞あいさつで長野さんは「研究を湿原の保全や管理に役立てたい」と抱負を述べた。 財団の理事会も同日開かれ、財団設立20周年の記念事業として12月に都内でシンポジウムを行うことを報告。群馬、福島、新潟の3県の関係者が集う「尾瀬サミット2015」を8月31日〜9月1日に福島県檜枝岐村で開くことも報告された。 |