尾瀬関連記事
乗り合いタクシー20日運行スタート 尾瀬 大清水〜一ノ瀬間
2015/06/02掲載
運行するのは、関越交通、尾瀬観光タクシー、老神観光バス、片品観光タクシー。クリーンディーゼル車やハイブリッド車といった低公害車を使い、10月中旬までの営業を予定する。 運行時間は原則として、大清水発が午前5時から午後4時まで、一ノ瀬発が午前7時半から午後4時半までで、それぞれ30分おきに運行する。運賃は大人700円、子ども350円。 同区間は、徒歩の登山者も通行するため、速度を20キロ程度に制限するなど歩行者の安全を優先させる。天候や路面状況、時期によっては運行時間を変更することもある。 乗り合いタクシーをめぐっては、入山者の6割前後が集中する鳩待口での植生の荒廃が懸念されることから、県が中心となり、分散化対策の一環として2011年から4年かけて低公害車を使った社会実験や試験運行を重ね、本格導入にこぎ着けた。 環境省の集計では、昨年の尾瀬国立公園への入山者は31万5400人。ルート別でみると、尾瀬ケ原に入りやすい鳩待口が56・1%となる17万6800人と最も多く、尾瀬沼へと続く大清水口は5・9%の1万8500人だった。 県尾瀬保全推進室は「尾瀬沼への所要時間が大幅に短縮でき、入山者の分散化が期待できる。現地での滞在時間を増やすことも可能になり、より尾瀬を楽しんでもらえるようになる」としている。 運行時間など詳細は同室(?027・226・2881)か県ホームページへ。 |