群馬、福島、栃木、新潟の4県にまたがる尾瀬国立公園の山開きの式典が21日、福島県檜枝岐村の御池登山口で開かれた。片品村の鳩待峠から多くのハイカーが入山し、残雪の至仏山が水面に映る尾瀬ケ原を散策していた=写真。 入山者はミズバショウやかれんな黄色い花を咲かせるリュウキンカを眺め、遅い春の訪れを満喫していた。式典には約300人が出席し、安全を祈願した。尾瀬山の鼻ビジターセンターによると、尾瀬ケ原のミズバショウは5月下旬から6月初旬にかけて見頃を迎える。