シーズン中の安全を祈願した山神祭

21日の山開きを前に、尾瀬国立公園の入山者と整備作業員の安全を祈願する山神祭が12日、片品村戸倉の大清水口にある十二山神社で開かれた。山小屋や林業関係者ら約30人がシーズン中の無事を祈った。
　宮司が祝詞を読み上げた後、参加者が順番に玉串をささげた。東京パワーテクノロジー尾瀬林業事業所（同所）の清水秀一所長は「一人でも多くの方に尾瀬を楽しんでもらうため、入山者と自分たち双方の安全を確認して作業してほしい」とあいさつした。
　神社は１８１４年に地元有志が山仕事の安全を願って戸倉地区の山林内に建立し、１９９６年に現在の場所へ移された。