無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 会津沼田街道知事が散策 尾瀬サミット始まる
2014/09/02掲載
侵入防止のネットを張る山小屋関係者ら
会津沼田街道を歩く大沢知事(左から2人目)ら尾瀬サミット参加者たち

 尾瀬国立公園の課題を話し合う「尾瀬サミット2014」(尾瀬保護財団主催)が1日、片品村で始まった。初日は財団理事長の大沢正明知事ら関係者60人が、大清水〜一ノ瀬間の「旧道」と呼ばれる登山道の会津沼田街道を散策し、沿道の巨木に見入った。
 参加者は、入山者分散化のため大清水口で試験運行している低公害車両で一ノ瀬まで登り、旧道を歩いて下った。片品山岳ガイド協会長の松浦和男さん(74)が沿道の植生を解説した。
 初めて旧道を歩いたという大沢知事は「危険箇所を整備すれば、鳩待峠から山の鼻までとは違う趣のある登山道になる」と関心を示した。低公害車両は「入山者分散化に必要。多くの選択肢があることが、尾瀬の魅力向上につながる」と話した。
 2日は村内のホテルで、植生保護や適正利用などの課題を議論する。