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自然に触れ友情の輪を 尾瀬子どもサミット 3県から59人
2014/07/30掲載
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班に分かれて役割分担を決める3県の子どもたち=尾瀬沼ヒュッテ |
尾瀬国立公園のある群馬と福島、新潟の3県の子どもたちが集う「尾瀬子どもサミット」が29日、福島県桧枝岐村の尾瀬沼ヒュッテを拠点に始まった。小学5年から中学3年までの59人が、3泊4日の日程で尾瀬の動植物や自然保護の取り組みについて考える。
本県の参加者20人は片品村の大清水口から出発し、一ノ瀬休憩所までの約3キロを試験運行中の低公害車に乗って移動。ヒュッテまでの約4キロは、自然観察をしながら約3時間かけて歩いた。
開会式でサミット本部長を務める福島県教育庁義務教育課の菊池篤志主幹(54)は「尾瀬の自然に触れながら、3県の友情の輪を深めよう。これから始まる4日間は積極的に活動してほしい」とあいさつした。
式後、子どもたちは6班に分かれ、自己紹介をしたり、班長や記録係などの役割分担を決めた。夕食後には尾瀬沼ビジターセンターで尾瀬のマナーや集団行動の注意点を学んだ。
初めて尾瀬を訪れた石橋羽純(はすみ)さん(桐生東小5年)は「尾瀬と自分の住んでいるところの植物の違いを調べたい」と目を輝かせた。平野貴郎君(高崎豊岡中1年)は「初対面の人との班行動で、リーダーシップを鍛えたい」と目標を掲げた。
30日は6班に分かれ、尾瀬沼周辺でフィールド活動を行う。
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