無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 車両乗り入れ制限 30日まで 鳩待峠口で社会実験 尾瀬
2013/06/23掲載
侵入防止のネットを張る山小屋関係者ら
車両の乗り入れが制限された鳩待峠口の第1駐車場

 尾瀬国立公園の入山口の利用の分散化の可能性を探る「尾瀬らしい自動車利用社会実験」が22日、片品村戸倉の鳩待峠口で始まった。30日までツアーバスや貸し切りバスを入山口から約100メートル離れた第2駐車場に誘導する。
 鳩待峠口につながる県道でマイカー規制をかけている期間は、代替交通である乗り合いバス・タクシーやツアーバス、貸し切りバスは入山口にある第1駐車場に乗り入れ可能だが、実験期間中は利用台数を最小限に抑える。静かで落ち着いた入山口の雰囲気を作り出し、入山者に与える影響をアンケートで調べる。
 尾瀬を毎年訪れるという竹下晶子さん(63)=千葉県野田市=は「いつも車やバスが多いから規制は歓迎。少しくらい不便でも自然保護を考えれば、駐車は第2駐車場に限定した方がいいのでは」と話していた。
 県は3年計画で入山口の魅力アップや環境に優しい自動車利用のあり方を検証する社会実験を行っており、ことしが最終年。車両通行禁止区間の「大清水〜一ノ瀬間」で低公害車両をシャトル 運行させる社会実験を7月13〜21日に行う。