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赤く染まる 残雪の湿原 尾瀬ケ原「アカシボ」
2013/05/23掲載
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残雪の湿原を赤茶色に染める「アカシボ」 |
尾瀬国立公園の尾瀬ケ原で、残雪の湿原を赤茶色に染める「アカシボ」という珍しい現象が起こっている=写真。
アカシボは雪解けが進んで地面が現れるまでのわずかな期間だけ見られる現象。赤茶色は酸化鉄の色で、発生メカニズムの解明が進む中、昨年、泥炭に含まれる二価鉄を酸化させる鉄バクテリアが初めて確認された。
1994年の尾瀬総合学術調査以来、研究を重ねる国立環境研究所の野原精一室長は「尾瀬のように大規模に真っ赤に染まるのは非常に珍しい」と話している。
尾瀬山の鼻ビジターセンターによると、植物研究見本園などであと数日間見られるという。
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