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低公害車をシャトル運行 6〜7月 尾瀬社会実験
2013/04/06掲載
鳩待峠への車両乗り入れを制限し、尾瀬国立公園の多様な魅力を楽しんでもらうため、県は6月と7月に片品村の入山口で「尾瀬らしい自動車利用社会実験」を行う。3年計画の最終年となることしは、車両通行禁止の「大清水〜一ノ瀬間」で定時運行していた電気バスを低公害車両のシャトル運行に変更。民間事業者の運行を見据え、採算性や実施方法を検証する。
利用者が一極集中する鳩待峠では6月22〜30日に、入山口にある第1駐車場への乗り合いバスやタクシーの乗り入れを制限し、ツアーバスなどの乗降、駐車は100メートルほど離れた第2駐車場とする。
入山口の分散化や回遊・宿泊型の利用を進めようと、大清水からアクセス時間短縮のため「大清水〜一ノ瀬間」の車両運行は7月13〜21日に行う。2年間運行した電気バスは市販車両がないことから、電気自動車(定員4人)とハイブリッド自動車(同8人)に変更。定時運行から定員に達した時に随時発車するシャトル運行とする。
県が2011年から社会実験として取り組んでいる「大清水〜一ノ瀬間」の車両運行と鳩待峠への車両乗り入れの制限は、実験終了後の14年以降も継続し、議論を重ねていくことが、「尾瀬国立公園協議会」で決まっている。
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