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《尾瀬サミット》感じる季節の移ろい 秋告げる花、星、朝もや
2012/09/05掲載
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燧ケ岳が水面に映り込み、幻想的な雰囲気の尾瀬沼(左)と大江湿原を彩るミヤマアキノキリンソウ |
「尾瀬サミット」が開かれた4日。明け方から尾瀬国立公園の尾瀬沼や大江湿原には朝もやが立ち込め、日の出とともに背景が赤く染まった燧ケ岳が浮かび上がった。その姿は尾瀬沼に映り込み、会場の尾瀬沼ヒュッテ(福島県檜枝岐村)に3日から宿泊していた出席者は幻想的な風景に息をのんだ。
サミットに先立ち、尾瀬保護財団理事長の大沢正明知事や環境省の横光克彦副大臣らは、尾瀬ガイド協会の塩田政一会長=片品村=の案内で大江湿原を散策。黄色い花を付けるミヤマアキノキリンソウや白い花のウメバチソウといった尾瀬に秋を告げる花の説明を受け、一足早い季節の移ろいを感じていた。
初めて尾瀬を訪れたという横光副大臣は「美しい星空を仰ぎ見ることができ、朝の散策では雄大な尾瀬の自然を満喫できた」と印象を語った。
サミットでは入山者数や自然保護の取り組みについて現状報告が行われた後、尾瀬の利用促進とシカ被害対策について出席者が活発に意見交換。最後に「尾瀬の貴重な自然を保護するとともにその素晴らしさを堪能してもらう取り組みを推進し、災害を乗り越えた尾瀬へ多くの人に訪れてもらう」とする共同アピールを採択した。
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