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《尾瀬 子どもサミット》動植物の保護法学ぶ加
2012/08/02掲載
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沼尻休憩所近くで植生復元について説明を受ける子どもたち |
「尾瀬子どもサミット」2日目の1日、子どもたちは本県と福島にまたがる尾瀬沼の周りで班別のフィールド活動に取り組み、湿原の美しい風景を楽しみながら、尾瀬の貴重な動植物や自然保護活動について学んだ。
フィールド活動は「尾瀬の自然を守るための工夫を学ぶ」「尾瀬の自然を学ぶ」の2テーマで実施。6班に分かれ、尾瀬沼ビジターセンター職員らの案内で尾瀬沼周辺を歩いた。
「自然を守るための工夫」をテーマとした1班は、草花の名前や特徴、鳥の鳴き声などを教わりながら散策。シカの食害を受けたニッコウキスゲを観察したり、尾瀬の自然保護の歴史や人に踏み荒らされた湿原で行われた植生復元の取り組みについて説明を受けた。
トイレなどの排水を浄化する排水処理施設も見学した。微生物で分解後、水はパイプで尾瀬の外へ、汚泥は乾燥させてヘリコプターで運び出すことを教わり「トイレチップ100円は高い?」と問いかけられると、「安い」と即答。尾瀬の自然を守るための手間や苦労を実感した様子だった。
1班のメンバーで、藤岡第二小5年の辻本優太君は「尾瀬を命がけで守る人がいると分かった」と徹底した自然保護の取り組みに感動。富岡額部小5年の杉本穂希(ほまれ)さんは「シカを退治するためにわなを仕掛けているというのは初めて知った」と驚いていた。
サミット3日目の2日は、引き続きフィールド活動を行った後、活動の成果をまとめて発表会を行う。
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