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2年ぶり尾瀬サミット 都内で保護財団理事会
2012/06/30掲載
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第14、15回尾瀬賞合同授賞式の受賞者 |
尾瀬保護財団(理事長・大沢正明知事)の理事会と財団が研究者に贈る「尾瀬賞」の授賞式が29日、都内で開かれた。理事会では東日本大震災の影響で昨年は中止された尾瀬サミットが、2年ぶりに開かれることが報告された。
「尾瀬サミット2012」は9月3、4の両日、福島県檜枝岐村の尾瀬沼ヒュッテで開かれる。本県と福島、新潟の3県の知事らが震災後初めて尾瀬に集い、今後の課題などについて話し合う予定。
授賞式は、震災によって昨年見送られた第14回と、第15回の合同で行われた。今回表彰されたのは、第14回尾瀬賞に輝いた北海道大の中村太士教授の研究グループ、第14回尾瀬奨励賞の筑波大の広田充准教授、第15回尾瀬奨励賞の京都大の田中周平准教授の3件の研究。いずれも湿原を対象とした研究で、その保全への貢献が評価された。
授賞式で大沢知事は「いずれの受賞者もその研究成果と将来性が高く評価されたと聞いている。尾瀬賞受賞を契機にますます活躍してほしい」とあいさつ。その後、受賞者による記念講演が行われた。
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