東京電力の資産売却を考える超党派国会議員の会（略称・尾瀬を守る議員の会）の設立会合が26日、国会内で開かれ、本県関係４人を含む、民主、自民、公明、みんな、国民新、無所属の衆参国会議員22人が出席した。今後会合を重ね、早期に東電や政府に提言する方針。
　議連は、福島第１原発事故の賠償金支払いをめぐり、同社が一部を保有する尾瀬国立公園が売却の対象になる可能性が指摘されていることから、売却阻止を目指して調査、議論する。
　呼び掛け人代表で、会長に選出された鳩山邦夫元総務相（無所属）は「東電の資産売却が適正に進むよう、厳しく監視していきたい」とあいさつした。
　この後、環境省の上杉哲郎国立公園課長が尾瀬国立公園の概要と現状を説明した。来週にも第２回会合を開き、東電側から同社の保有財産について聞く予定。
　議連に出席した本県関係者は次の通り。
　宮崎岳志氏（民主）石関貴史氏（同）加藤修一氏（公明）上野宏史氏（みんな）