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「尾瀬売却は絶対阻止」 知事 東電の資産処分で
2011/05/12掲載
福島第1原発事故の賠償のため、東京電力が資産売却を進めているが、大沢正明知事は11日の定例会見で尾瀬国立公園の土地について「尾瀬は自然の宝庫。東電や周りの皆さんが支え、保護してきた。売却は県として絶対に阻止したい」と述べた。
東電や県尾瀬保全推進室によると、東電は尾瀬国立公園の4割に当たる約1万6千ヘクタールの土地を所有。このうち特別保護地区の約6260ヘクタールが県内にある。同室は「東電側から売却するという話は一切聞いていない」と話す。
東電は「尾瀬は水源涵かんよう養機能を持った森林であり、下流発電所での発電に貢献している大切な事業用資産でもあるため、現時点で売却については考えていない」としている。
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