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尾瀬入山2万4000人増 5〜10月、計34万7000人に 好天とCMが効果?
2010/12/21掲載
環境省は20日、尾瀬国立公園の今年(5〜10月)の入山者が前年比2万4千人増の34万7千人だったと発表した。シーズンを通じて週末の天候に恵まれ、入山者のすそ野が広がったのが増加要因。例年通り、鳩待口(片品村戸倉)からの入山者が過半数を占め、ミズバショウとニッコウキスゲの開花時期に集中した。
尾瀬ケ原や尾瀬沼がある旧日光国立公園尾瀬地域に入ったのは32万6千人で、統計のある1989年以降最少を記録した昨年から約2万5千人増えた。
増加理由について、関東地方環境事務所は週末の天候に恵まれたことと尾瀬ケ原を映したテレビコマーシャルの放送を挙げ、「カラフルな服装で入山する登山初心者の“山ガール”が目立った」と分析している。
入山口別では、首都圏からの入山者が多い鳩待口が全体の56・2%(19万4900人)。昨年から1・6ポイント増で、一極集中がさらに強まった形だ。月別はニッコウキスゲの開花時期の7月が9万3600人で最多。ミズバショウの6月が8万9800人で続き、8〜10月は5万人前後だった。曜日別では土日が51・2%を占めた。
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