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1万1000人自然を学ぶ 県内143校 植物観察や散策で 本年度尾瀬学校が閉校
2010/10/10掲載
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秋の深まる尾瀬で自然について学ぶみなかみ藤原小の児童 |
尾瀬で自然の大切さを学ぶ「尾瀬学校」(県主催)が8日開かれ、みなかみ藤原小(石北直樹校長)の全児童14人が、尾瀬の雄大な自然と触れ合った。本年度の尾瀬学校はこの日で閉校。5月の開校から、県内の児童、生徒約1万1千人(143小、中学校)が参加した。
同小は、片品村戸倉の鳩待峠から山ノ鼻まで(3・3キロ)を低学年、中学年、高学年の3班に分かれてゆっくりと散策。山ノ鼻研究見本園ではガイドから池塘(ちとう)や植物の説明を受けた。
粘り気のあるイワショウブに触れたり、ヤチヤナギの香りをかぐなど五感で尾瀬の自然を体験した。6年生の武田汐しおか加さんは「とても疲れたけどみんなで楽しく歩けた。今度は春に来たい」と笑顔。5年生の大久保秋あきと和君は「木の良い香りがして気持ち良かった。次は動物を見たい」と話していた。
3年目となった尾瀬学校は本年度、過去最多の参加人数となった。担当の県尾瀬保全推進室は「ガイドや山小屋など関係者の協力で内容が充実した。来年度以降はさらなる利用者増を目指したい」としている。
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