尾瀬国立公園が山開きした21日、待ちわびた大勢のハイカーが繰り出した。晴天に恵まれたものの、今年は4月に雪が降った影響で昨年に比べて10日ほど雪解けが遅れている。尾瀬ケ原へ通じる鳩待峠―山ノ鼻間の多くはまだ雪に覆われ、ハイカーが慎重に歩を進めた。 山ノ鼻近くの湿原では雪が解けたところにミズバショウが咲き始めている。見ごろは6月上旬。 片品村戸倉では山開きの式典があり、千明金造村長が「尾瀬を訪れるすべての人にミズバショウの花言葉『美しい思い出』を感じてほしい」とあいさつした。