入山者の安全のために汗を流すメンバー

　21日の尾瀬国立公園の山開きを前に、片品山岳ガイド協会や尾瀬ボランティアのメンバー計17人が14日、片品村戸倉の鳩待峠入山口から約２キロの区間で除雪作業を行った。
　今年は例年に比べて低温が続いたため残雪が多く、山中は現在も雪に覆われている。参加者は危険な個所をチェックしながら入山者のためにスコップで道を切り開き、雪に埋もれた木道やベンチを掘り起こした。
　積雪量は多いところで50センチ以上あり、13日にも約５センチの降雪があった。この日も雪が舞う中で作業は進められた。同協会の松浦和男会長は「まだまだ雪が残っている。服装をしっかりと整えて入山してほしい」と注意を呼び掛けていた。