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 外国人に案内パンフ 通訳シートも、5000部 片品村観光協会 尾瀬や特産品など紹介
2010/04/30掲載

 片品村観光協会は、外国人観光客向けに4カ国語のパンフレットと簡単な会話や意思疎通のできる「おもてなし指さしシート」を作成した。観光客が伸び悩むなか、来年夏の「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」に向け、外国からの観光客の受け入れ態勢を整え、新たな客層の掘り起こしを目指す。

 今回完成したのは中国、台湾、韓国、英語の4カ国語。パンフレットは同村内の尾瀬、丸沼、武尊の見どころや高原野菜、特産品を紹介している。各5千部ずつ印刷した。
 表紙には館林市出身の版画家小暮真望さんの作品を採用、尾瀬の四季がパンフレットを彩っている。小暮さんの作品は本年度新たに制作された同村のポスターにも採用されている。
 また、指さしシートには「本日予約しています」(客)「何か食べられないものはありますか」(店)など宿泊や食事の時に必要な文書や単語を100パターン以上収録した。店と客の言葉が色で分けられ、指で差しやすいように工夫されている。
 パンフレットは外国人観光客を扱う旅行社にも配布する予定。同協会のホームページからダウンロードすることもできる。指さしシートは村内の宿泊施設や土産物屋などに配布する。
 同協会は「(観光地として)改善すべきところはまだたくさんある。少しずつ受け入れ態勢を整えていきたい」と話している。