尾瀬保護財団(理事長・大沢正明知事)の評議員会と理事会が15日、東京・永田町の全国町村会館で開かれた。海外への情報発信に向けた中国語、韓国語のパンフレット作成や、10月に名古屋市で開かれる生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に伴う交流フェアへの出展などを盛り込んだ2010年度事業計画を承認した。 湿原に関する学術研究に功績があった人が対象の「尾瀬賞」の第13回受賞者に、北海道大北方生物圏フィールド科学センター准教授の冨士田裕子さん(52)が選ばれた。本県や福島、新潟の3県の関係者が尾瀬の課題について話し合う「尾瀬サミット2010」は8月下旬から9月中旬までの間に、片品村の尾瀬ケ原(山ノ鼻地区)で開かれる計画が示された。 公益法人制度改革に関連し、財団を公益財団法人に移行することを検討する方針も決めた。