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認定ガイドへ初講習 “第1号”は10月に誕生 11人が知識、技術確認 尾瀬
2009/06/22掲載
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尾瀬ケ原で行われた尾瀬自然ガイド認定に向けた実地講習 |
尾瀬認定ガイド協議会(事務局・尾瀬保護財団)は21日、尾瀬国立公園で活動する「尾瀬自然ガイド」を認定するための初めての実地講習を尾瀬ケ原で行い、県内外から11人のガイドが参加した。講習は22日にも行われ、2日目は尾瀬沼に移って実施する。
尾瀬自然ガイドは、昨年5月に発足した同協議会が尾瀬ケ原など比較的危険の少ない地域を対象に設定した認定ガイド制度。本年度と来年度は、実務経験者を対象に座学講習と実地講習を行い、一定のレベルに達していることを条件に、同協議会が認定。2011年度からは、検定試験を行う方式に変更される。
今年3月に行われた座学講習では、220人が参加。実地講習は、計13回予定されており、166人が申し込んでいる。同協議会によると、10月には初めての認定ガイドが誕生する予定。
この日の実地講習は、受講者を2班に分けて実施。各班ごとに受講者が一人ずつ交代でガイド役を担当し、ほかの受講者が内容や技術、分かりやすさなどをチェックする方法で進められた。動植物の解説や尾瀬の歴史、入山者への注意、けが人への応急処置も行われ、ガイド経験の豊富な受講者も、緊張した面持ちで取り組んでいた。
同協議会の塩田政一会長は「ガイドへの期待に応えられるよう、しっかりした認定を行いたい」と話した。
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