富岡市上黒岩の県立自然史博物館で自然史講座が開かれ「尾瀬の自然と現状」と題して県自然環境調査研究会員の吉井広始さんが講演した。 吉井さんは尾瀬の地形や地質をスクリーンを使って説明。シカの食害や登山者による植物の踏みつけの深刻化を指摘し「以前よりも登山道が広がりつつある」と警鐘を鳴らした。 講座は県内に住む人材の活用が目的で、年数回開いている。今回は市内外から55人が参加した。